12月8日、EXPO FLASH FIELDにて行われた関西学生アメリカンフットボールDiv1入れ替え戦。同志社は京産大と対戦し、27‐10で勝利した。
今季は初戦の京大戦で勝利を収め、続く関大戦で引き分ける好スタートを切ったもののその後5連敗。屈辱の8位で入れ替え戦に出場することとなった同志社。絶対に負けられない戦いを前にチームの空気は張り詰めていた。敵の京都産業大学サギタリウスは春のプレシーズンマッチでは勝利こそしたものの、最後まで苦しめられた油断できない相手。第1試合で、龍谷大が甲南大に敗れ降格が決まるなど、不吉な雰囲気が漂う中、試合が始まった。
第1Q10分、今シーズンのリーディングラッシャーを獲得した太刀掛(経3)がランプレーで押し込み先制TD。7‐0とリードする展開。このまま波に乗れるかと思われたが、終了間際に京産大にFGを決められ7‐3。嫌な形で1Qを終えると、続く第2Q、悪い流れを変えられず、京産大RB林に走られ逆転TDを許した。
2部降格……。観客の頭の中にその言葉がよぎった中、チームのピンチを救ったのはやはりエースの太刀掛だった。「勝つことしか頭に無かった」。2Q9分、ボールを受け取るとブロッカーを巧みに使ったランで14ヤードを走り切り、再逆転のTD決めた。
第3Q、同志社はここ一番でトリックプレーを試みる。WR和田(社1)がボールを持つと、サイドに流れたQB多川(工3)にパス。チームの思いが込められたそのボールをしっかりと受け止めた多川は、1人でライン際を走り切りそのままTD。1部残留を大きく引き寄せるビッグプレーによって、流れは完全に同志社へ。
最高のタイミングで最高のプレーを成功させた彼らをもう止めることはできなかった。前掛かりになり、何度も4thギャンブルを仕掛けてくる京産大を同志社ディフェンス陣が速い仕掛けで潰し、付け入る隙すら与えない。そして第4Q5分、粘りのディフェンスから得たチャンスに多川のスクランブルが炸裂。抜群のスピードで30ヤードを独走し、試合を決定づけるTDを決めた。
試合終了と同時に歓喜に沸く同志社の選手達。彼らの目に光る涙は、今シーズンがいかに厳しいものだったかを物語っていた。「入れ替え戦に出る結果になってしまったが、取り組みには満足している。これからも上を目指してやっていきたい」(小林監督)。リーグ戦は最下位という結果で幕を閉じたものの、そこで終わらなかった彼らはこの勝利で何かを掴み取ったに違いない。
昨年より一新された若い戦力で数々の死闘をくぐり抜け、大きな成長を遂げた戦士たち。「来期こそは優勝へ」ワイルドローバーの目は、もう1年後の甲子園ボウルを見据えている。(大越真樹)
| 同志社 |
|
京産大 |
| 7 |
1Q |
3 |
| 7 |
2Q |
7 |
| 7 |
3Q |
0 |
| 6 |
4Q |
0 |
| 27 |
TOTAL |
10 |
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